TESLA Powerwall
蓄電池でより快適な暮らしを
TESLA Powerwall 実例
自家消費型の実例
自家消費型とは、太陽光発電で得た電力をできるだけ多く家庭や事業所などで消費するシステムです。
以前は再生可能エネルギーの固定買取制度(FIT)を終了した方や環境に積極的に取組みたい方に向いていたシステムでしたが、電気料金の高まり、売電価格の低さから、売電するよりも自宅で消費する方がメリットが高くなってきているため、新規でFITを始める方を始めほとんどの方には自家消費型をお勧めしています。目安としては1kWh当たりの電力単価>売電価格です。

太陽光発電が行われている間、宅内では太陽光の電力を使用します。宅内で使用する以上に発電された場合は、余った電気を蓄電池に貯めておき、朝や夕方など太陽光発電が行われない時間帯の電気に使用します。蓄電池が満充電されると、余った電気を電力会社へ売電します。このように電気を効率的に使うことで売電の収益に加えて電気料金の節約につながるというわけです。
晴れの日の実例図
晴れた日の実例
上図は晴れが続いた宮崎県の3月上旬ころの平日の実際のデータです。
日の出は6:30頃、日の入りは18:00頃、前日から晴れが続いた状況となります。

早朝、太陽が昇り始めると徐々に太陽光発電が行われます(黄色の部分)。
家庭内で使用する電力を太陽光発電で補いながら、余った電力で前日に使い切った蓄電池を蓄電していきます(青色の部分)。蓄電池が満充電になると、余った電力は電力会社へ売電されます(赤色の部分)。
夕方になり発電量が少なくなると蓄電池を使用して家庭内の電力を補い始めます。蓄電池の電力を使い切るまで利用し、無くなった時点で電力会社から買電を行います。
これを基本として、日々繰り返していきます。
本件では、昼間は仕事や学校等で誰もいないため消費される電力は少なく、早朝から正午あたりで蓄電池が満充電され、その後は売電に回しています。日が沈み太陽光発電が終息する夕方頃から蓄電池の電力が利用され、次の朝まで蓄電池の電力で賄えたため、電力会社から電力を購入することなく生活できています。
これらの動きはスマートフォンのTESLAアプリで見ることができ、1日の電気の使用状況だけでなく、月単位、年単位、累計など様々なデータを確認することが可能です。
曇り又は雨の日の実例図
曇り又は雨の日の実例
自家消費型の雨の日の実例はあまり見かけないかもしれません。というのも、この場合は蓄電池のメリットが少なくなります。

前日から天候不良が続いており、当日もほとんど太陽光発電がおこなわれていない曇りまたは雨の日の模様です。発電量が少なく、その電力は家庭で使われている電力を補うように使われるため、蓄電池に電力が蓄えられません。図の通り、1日に使用する電力のほとんどは通常通り電力会社から購入し、蓄電池の活用がなかったということになります。
ただ、太陽光の発電量は少ないものの発電は行われており、その分は電力会社から購入せずに済んでいるため電気代の節約にはなっています。
時間帯別制御型の実例
太陽光発電で得た電力は積極的に売電へ回し、また電力会社の電気料金プランを深夜に安い料金設定することを前提に、電気料金が安くなる深夜の時間帯を利用して蓄電池に充電し、電気料金が高い時間帯に放電することで電気代を抑える仕組みを組合わせて経済性を高めます。特に売電価格が高い期間に太陽光発電の認定を受けた方に向いています。近年のように電気料金が高く、売電価格が低めの設定で認定を受けている方には上述した「自己消費型」が適しています。目安は電力単価<売電単価の方向けです。
晴れた日の実例
晴れた日の実例
上図は晴れが続いた宮崎県の3月頃の平日の実際のデーターです。
日の出は6:30頃、日の入りは18:30頃、前日から晴れが続いた状況です。

このモードでは前提条件として「電気料金が深夜に安くなるプラン加入」が前提となります。
日の出と共に太陽光発電が行われ、発電した電気は積極的に電力会社へ売電を行います。太陽光発電量(黄色)と売電量(赤色)の山の形が上下で対称になっているのはそのためです。
一方、早朝の電力は、前日に安い深夜電力で貯めた蓄電池の電気を利用します。蓄電池の電力がなくなるまで宅内の電気は蓄電池で賄います。夕方に近くなったころ、蓄電池に貯めた電気がなくなったため、以後、電力会社から電力を買い入れています。
22時になり深夜電力の時間帯になった頃、電力会社の電気を満充電になるまで蓄電池に貯めていきます。基本的にこれを繰り返していきます。

時間帯別制御型は発電した電気を積極的に販売しつつ、安い深夜電力を蓄電池に貯め、買電の高い時間帯に使用することで電気代を節約しようとする経済性の高いモードです。しかし、近年のように電気料金が高く、売電価格が下がっている現在では必ずしも経済性が高いとは言えず、上述した自家消費型が適した場合が多くなってきています。
曇り又は雨の日の実例図
曇り又は雨の日の実例
上図は曇りまたは雨が降り続いた1月頃の平日の実際のデータです。
前日から曇りまたは雨が降った状況です。

このモードでは前提条件として「電気料金が深夜に安くなるプラン加入」が前提となります。
早朝から15:00過ぎまで前日の深夜電力で蓄電した電力で宅内の電気をまかなっています。雨または曇りのため太陽光の発電は少量しか行われていませんが、発電した電気は売電へと回されます。蓄電池が空になった15:00以降は電力会社から買電を行います。22:00頃深夜電力料金へ切り替わったタイミングで、蓄電池への充電が開始されます。このように太陽光発電が行われない場合でも、安い深夜電力を高い昼間の時間で使用することで、経済性を高めることができます。
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